第67回朝日杯フューチュリティステークスが2015年12月20日(日)阪神競馬場で開催されます。皆さんご存知のように、今の日本を代表する種牡馬と言えば何頭か思い浮かぶとは思いますが、ディープインパクトを挙げないということはないのではないでしょうか。
例年種付け頭数は200頭をこえ、アーニングインデックスでも上位に君臨しますが、なんと今年のフューチュリティステークスへはそのディープインパクト産駒が1頭も出走しないことが明らかになりました。
今年の2歳馬はダイワメジャー産駒が非常に目覚ましい活躍を見せており、リーディングでもディープインパクトを抑えて1位となっております(12月16日現在)。とはいえ、ダイワメジャー産駒32勝にたいし、ディープインパクト産駒が30勝とその差は僅差。残り2週間の開催で逆転も十分にありえますが、ディープ産駒種牡馬デビュー後は独走態勢が続いていたため、待ったをかけるべく、ダイワメジャー勢に頑張ってもらいたいところ。
父 | 馬名 |
---|---|
キンシャサノキセキ | アドマイヤモラール |
サイモンゼーレ | |
シュウジ | |
スリラーインマニラ | |
ダイワメジャー | ショウナンライズ |
タイセイサミット | |
プリンシパルスター | |
ボールライトニング | |
キングカメハメハ | エアスピネル |
リオンディーズ | |
マンハッタンカフェ | イモータル |
スクリーンヒーロー | ウインオスカー |
クロフネ | キャプテンペリー |
エンパイアメーカー | コパノディール |
ジャングルポケット | シャドウアプローチ |
フレンチデピュティ | ツーエムレジェンド |
トーセンファントム | ハレルヤボーイ |
ユウチェンジ | スウィフトカレント |
アドマイヤムーン | ラヴアンドポップ |
というわけで、今年の朝日杯FSへはダイワメジャー産駒が4頭出走を予定しておりますので、それぞれのご紹介をいたします。
ショウナンライズ
3戦2勝の2歳牡馬。母ゴーカロライナは米国産馬で、目立った戦績はなし。近親馬にも重賞勝ち馬はおらず自身も重賞は初経験と、血統背景的にも期待感は薄め。
タイセイサミット
4戦1勝[1-2-0-1]の2歳牡馬。母ヴァインドレッサーも近親馬も重賞には縁なしとショウナンライズと似たような関係。前走の東京スポーツ杯2歳Sでは直線で若干不利を受けたとは言え6着と、ショウナンライズよりも戦績がハッキリしている分、オッズにも反映されやすそう。
プリンシパルスター
5戦1勝[1-1-1-2]の2歳牡馬。今回紹介するダイワメジャー産駒4頭の中ではもっとも戦績的には傷が付いているものの、2000年オークス馬のシルクプリマドンナを母に持ち、若い頃から力を発揮できる土台は整っています。シルクプリマドンナ産駒に目立った活躍馬がいないため、期待値はそれほど高くないものの、一発が見込める不気味さはあります。
ボールライトニング
2戦2勝の2歳牡馬。2連勝で京王杯2歳Sを制した本命の一角。前走では今回も出走するアドマイヤモラール、シャドウアプローチ、サイモンゼーレを下しており、力差では優位を示しています。半姉デグラーティアも2008年の小倉2歳Sを優勝。
ライバルはエアスピネル?シュウジ?
今回の朝日杯FS、注目点はやはり一番人気エアスピネルと、実績多数の実力馬シュウジですが、今年イチバン活躍している2歳馬の血統であるダイワメジャー産駒が2歳馬チャンピオンを決定する当レースに絡まないわけにはいきません。今回紹介したダイワメジャー産駒ショウナンライズ、タイセイサミット、プリンシパルスター、ボールライトニングの4頭、そのうちでもボールライトニングはぜひ抑えておきたい1頭です。