日本一のジョッキーといえば武豊。個人の好き嫌いはあれど、成績を客観的にみれば現役と括るまでもなく、歴代で最高の成績を残している武豊であることは疑いようのない事実ですが、そんな武豊が唯一勝ちのがしているG1レース。それが朝日杯フューチュリティステークスなのです。
一般のジョッキーであれば勝ったことのないG1があると言われても「当たり前だろう」で済みますが、武豊に限り「まさかまだ勝っていなかったなんて」と言われる方が大勢いるのではないでしょうか?そんな感覚込みで、やはり武豊の凄さを再確認いたします。
ディープインパクトも出走できていれば期待はできたでしょうけれども、デビューが朝日杯FSと同開催の新馬戦なため、さすがのディープインパクトも出走はできませんでした(笑)
過去には2着になることもありましたが、1番人気となったのは2008年ブレイクランアウトの1度のみと、あまり期待がされている馬に乗れていないというのも優勝出来ていない要因にあるのかもしれません。
ですが、今年の武豊の騎乗予定しているエアスピネルは違います。新馬戦を2馬身差でゆうゆう勝ったあとはデイリー杯2歳S(G2)への挑戦、そこで対戦したのはデビューから3連勝で小倉2歳Sを勝利していた素質馬シュウジでしたが、これも3.5馬身の差をつけ圧勝。
エアスピネルは秋華賞馬エアメサイアの仔ということで血統馬として注目されてはいましたが、実際に走ってみればその能力の高さにも注目が集まりました。この馬ならば武豊悲願の朝日杯FS初優勝も夢ではないと。
今回の出走が予想されているメンバーの中でも予想オッズはエアスピネルが現状最高値となっている予想屋さんが多いことでしょう。近年は調子を落としがちだった武豊ですが、今年は重賞300勝目をあげました。併せてさらなる称号のゲットといってもらいたいところです。